2011年11月15日

ジョージ・ハリスン 映画

ジョージ・ハリスンの58年の生涯を振り返るドキュメンタリー映画
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』が、
11月19日(土)より公開されます。

ビートルズは基本的に全部好きなんですけども、ジョージの曲が
特に好きで、中期以降なんか最高ですね。

この映画の監督は、『タクシードライバー』、『レイジング・ブル』、などの作品を
手がけてきた、マーティン・スコセッシ。
音楽と共に生きたハリスンの58年の人生を、未公開の映像や音源のほか、
リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニーら、ゆかりの人物への
インタビューなどでたどる3時間30分の長編ドキュメンタリーらしい。

福岡では中洲大洋で上演。2週間限定みたいです。

公式サイトはこちら 

Living in the Material World 予告編



今日のお薦め

While My Guitar Gently Weeps



【今日のひと言・ひとり言】
我々のバンドのレパートリーの中で、ビートルズの
ナンバーはこの曲、1曲だけです。  


Posted by Hirao club at 23:56Comments(0)音楽と映画

2011年02月10日

真夜中のカーボーイ

前回の記事の「午前十時の映画祭」の作品群は
好きな映画ばかりだが、その中でも僕が
ビートルズやストーンズと同じくらい夢中になった
アメリカン・ニュー・シネマもたくさん上映される。
「明日に向って撃て!」「卒業」「真夜中のカーボーイ」
「ワイルドバンチ」「M★A★S★H マッシュ」「フレンチ・コネクション」
「ダーティハリー」「タクシードライバー」。
その中でも一番のお気に入りは「真夜中のカーボーイ」。(カウボーイではなく)
大都会に夢を抱き、テキサスからやって来たカーボーイ姿の男と、
肺を病み足の不自由な男との友情。痛ましいラストは印象的である。
イギリス出身のJ・シュレシンジャー監督が描くアメリカの姿。
ニューヨークの人よりもニューヨークをとらえている。
「明日に向って撃て!」も「イージー・ライダー」もホントいい映画
だけどアメリカン・ニュー・シネマの作品ではこれが最高。
ダスティン・ホフマンは、「卒業」も良かったけど、これが一番。

今日の1曲

Harry Nilsson/ Everybody's Talkin'



  


Posted by Hirao club at 23:01Comments(5)音楽と映画

2011年02月02日

ジョン・バリー

先日1月30日に作曲家、ジョン・バリーが亡くなった。
多くの映画音楽の作曲を手がけ、大好きな「007/ジェームズ・ボンド」シリーズの
曲を作った人である。ゴールデングローブ賞とアカデミー賞を5回受賞していて、
あのジェーン・バーキンとも結婚していた。(なんと羨ましい)
彼が作曲を手がけた映画は「007シリーズ」も「さらばベルリンの灯」も
「真夜中のカーボーイ」、「ある日どこかで」、「コットンクラブ」、
「ペギー・スーの結婚」等々、みんないいが、何と言っても「ナック」でしょう。

「ナック」はロンドンが世界最先端の都市だった頃の、そして「スウィンギン・ロンドン」と
呼ばれた時代のリチャード・レスター監督の作品である。
この映画はスウィンギン・ロンドンを舞台にしたスラップスティック的なコメディ映画の傑作で、
カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得している。
映画の内容は、トリュフォーの青春恋愛ドラマのスウィンギン・ロンドン版といった感じで、
もちらんレスターらしいジョークも効いている。
音楽もさすがにバリー先生、ツボを押さえた仕上がりである。
端役で出演しているのが無名時代のジェーン・バーキン、ジャクリーン・ビセット。
60年代のイギリス好きな人はモアベターよ。

      


Posted by Hirao club at 21:23Comments(0)音楽と映画

2008年11月12日

ザ・ゴールデン・カップス フォーエヴァー!!

 デイヴ平尾が10日午前、急性心不全のため横浜市内の病院で亡くなった。
 63歳だった。彼は、ご存知のとおり1960年代後半GS(グループ・サウンズ)
 ブームの中のバンド「ザ・ゴールデン・カップス」のリーダーでボーカルだった。
 
 ザ・ゴールデン・カップスは1960年代後半、日本の中のアメリカ、横浜・本牧の
 クラブ「ゴールデン・カップ」から生まれた。
 終戦後、横浜は市の62パーセントをアメリカに接収されていた。その中でも
 本牧は最大接収エリアで1981年に基地が返還されるまで、36年間の長きに
 渡って、日本の中のアメリカであった。よく言われるところの「フェンスの向こうの
 アメリカ」である。そしてその本牧に、クラブやレストラン、喫茶店が立ち並んだ。 
 そこから流れる音楽は米軍兵士や基地の慰問に来るミュージシャンが持ち込ん
 だものであり、東京にも届いていない音楽だった。当時、東京にも遊ぶところは
 いっぱいあったはずだが、最先端の音楽は本牧でしか聴けなかったし、もっとも
 洗練されたファッションは元町でなければ手に入らなかった。
 本牧の「ゴールデン・カップ」は、そうしたなか、できた店のひとつである。
 
 GI達は何よりも音楽を、しかも生の雰囲気を欲しがる。ここでライブを演奏したらと
 オーナーは考えた。ジューク・ボックスよりライブバンド。
 当時、たくさんのアマチュアバンドが横浜で演っていて、そのバンド連中の中から
 これ以上はないというメンバーが集められた。そしてこのゴールデン・カップで
 演奏するようになる。後の「ザ・ゴールデン・カップス」である。

 GS全盛時代、僕は小学校の2年生か3年生の頃で、大好きだった従姉妹の
 お姉ちゃんがよく聴いていたので一緒に聴いていた。当時のヒット曲は全部
 歌えたし(今でも歌える)、その中の数あるGSの中で堺正章やかまやつひろしが
 いた「スパイダース」と「ゴールデン・カップス」が好きだった。
 歌謡GSや企画もののアイドル系GSの多かった中で、このふたつのバンドは
 本物という感じがしたし、何よりも雰囲気が好きだった。
 「長い髪の少女」「愛する君に」などのヒット曲はいかにもGSという気はするが、
 彼らはライヴでこれらの曲を演奏する事を嫌い、ゼムやクリームやジミ・ヘンなど
 のロックやR&Bのナンバーを演奏していた。

 何年か前に彼らの映画「ザ・ゴールデン・カップス ワン・モア・タイム」を観たが
 当時の横浜・本牧の雰囲気や、彼らの演奏が本当にかっこ良くて本物だった。
 (しかし、この映画に出てきていた人達は、男も女もみんな50歳後半の人達だが、
 みんなかっこいい大人達だったなぁ。)
 だから当時からコアなファンがいたし、今でも忌野清志郎、矢野顕子、Char、
 横山剣といった様々なミュージシャンやロック・ファンから愛され続けている
 バンドでもあるのだろう。

 洗練された不良の兄ちゃんたち、そして永遠の憧れ「ザ・ゴールデン・カップス」。

 そのリーダー、デイヴ平尾さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

 今日のお薦め
  「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム 」
  「THE GOLDEN CUPS Complete Best“BLUES OF LIFE” 」

      


Posted by Hirao club at 03:03Comments(0)音楽と映画

2008年05月03日

My Blueberry Nights

 今日は前に観た映画のサントラ盤を買ったので(自分へのごほうびとして)
 その紹介。
 
 映画は、「恋する惑星」の監督ウォン・カーウァイの「マイ・ブルーベリー・ナイツ」。
 2007年カンヌ映画祭にてのオープニング上映された作品。
 映像がとても綺麗な映画でした。

 人と人の距離感なんてそれぞれの感じ方次第。 
 こっちが勝手に深いと思い込んだり、相手はそう感じてなかったり。

 この映画の彼女たちは、それぞれ自分では相手とはよい距離感なんでしょう。
 でも周りの人達(特に男達)にとってはこまる距離ではある。
 
 彼女たちなりの距離の置き方。
 でも、そういうことができるのは、
 向こうにいる人がいてくれるから。
 そんな事実に、それを失ってから、たいていの人は気づく。
 なんて、観終わって思いました。

 映画もいいけど、サントラはもっと素晴しい。
 是非、夜になんか聴くといいですよ。

    


Posted by Hirao club at 23:17Comments(1)音楽と映画

2007年12月20日

今年のあなたを癒そう ⅲ

 今年のあなたを癒そう part3です。

 もう忘年会等の飲み会も終わりになってきましたか?

 今日の「今年のあなたを癒す映画と音楽」は、夜にゆっくり
 
 聴く音楽を!

 やさしく、メランコリックなmusicをどうぞ! そして映画も!

   音楽 

   「Hats」   
    The Blue Nile

   「New Bossa Nova」  
    Luciana Souza

  映画

     「パリ、テキサス」 
       出演: ハリー・ディーン・スタントン, ヴィム・ヴェンダース    

      記憶を失った男の旅を描くロードムービー。
      それは4年前に別れた息子と出会い、妻=母親を捜す旅の始まりでもあった。
      スライドギターの音色が効果的。

           


Posted by Hirao club at 20:12Comments(0)音楽と映画

2007年12月15日

今年のあなたを癒そう!ⅱ

 今年の疲れた(?)あなたを癒そう、PARTⅡ.

 極上のヒーリングミュージクと映画をあなたに!

 できれば午後のひとときがおすすめです。

 「ジョビン・ソングブック for アプレミディ・グラン・クリュ 」
  オムニバス
    気品のある旋律をどうぞ!

  「Like a Seed」
    Kenny Rankin   
     都会派AORシンガーとして知られるケニー・ランキン。安らぎをおぼえるメロディ。

  「ナビィの恋」     
   出演: 西田尚美 監督: 中江裕司
      すべてを照らす沖縄の太陽と輝く海。そして音楽は心が洗われる。

        


Posted by Hirao club at 23:19Comments(0)音楽と映画

2007年11月26日

冬の散歩道

 よく聴くという訳ではないけど、サイモン&ガーファンクルは大好きな
 アーティストです。
 「サウンド・オブ・サイレンス」をはじめて聴いた時の感動はいまでも忘れません。
 (映画「卒業」も良かった。ダスティン・ホフマンはこれが最高。)
 彼らの曲は、いまの季節、どちらかというと秋の終わりから冬にかけての曇った日の
 イメージである。しかしながら、決して寒々とした感じではなく、どこか暖かさを感じる
 日が似合います。
 寒いといって部屋に閉じこまらずに、冬が来るのを感じながらちょっと周りを散歩して
 みませんか。S&Gでも聴いて。

 今日のお薦め

 「The Best of Simon & Garfunkel 」
   代表曲を収録した、彼らのベスト盤。何年経っても色褪せない美しいメロディと
   ハーモニーの魅力を堪能できる。時代を超えて輝く名曲ばかり。

 「ブックエンド」
   アルバムという点ではこれが最高。ひとつひとつの曲をとっても、孤独感の
   ようなものを、静かに優しく音楽で描き出し、聴く者の心を温かくしてくれる
   アルバムである。

 映画 「卒業」  
   ご存知、永遠の名作。大学を優秀な成績で卒業したベンの、無為人生。
   カットバックを多用したM・ニコルズの演出は今も新鮮。

       


Posted by Hirao club at 00:17Comments(0)音楽と映画