2014年11月29日

高倉健と山本周五郎

高倉健の訃報から数日。

すこしショックでした。

健さんの映画は任侠ものはあまり観てなくて

それ以降はよく観ました。

遺作の「あなたへ」も公開当時すぐに観に行きました。

いちばん好きな映画は「幸せの黄色いハンカチ」でしょうね。

詳しくは拙記事 こちら 

健さんが座右の書としていたのが

「山本周五郎が描いた男たち」 木村久邇典著、グラフ社

人間性の真実に迫り、数多くの名作を生んだ山本周五郎の小説に登場する

誇り高き男たちの生き様・信念を描いている作品。(実は私は読んでいません)

現在古書相場で呆れるほどの高値が付けられている。

わたしが持っている本は、こちら

「泣き言はいわない 」(新潮文庫)

つねに弱い者の側に立ち、世間の権威に背を向けた立場から独自の文学世界を
切り開いた山本周五郎。人間の“生"を真正面から肯定し、真摯に生きることの尊さを力説して、
今なお多くの読者の魂をゆさぶり続ける。
その全著作より、人間の真実を追い求めた著者ならではの、重みと暗示をたたえた
心にしみる言葉455を抽出。
人生に迷う老若男女に、生きる勇気と指針を与えてくれる名言集。

その中からひとつ

一歩ずつの人生
 「なにごとにも人にぬきんでようとすることはいい、けれどもな、人の一生は長いものだ。
 一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じ事に
 なるんだ。一足跳びに上がるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな
 風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩をたしかめてきた、という自信をつかむ
 ことのほうが強い力になるものだ」 -ながい坂より-

   



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Posted by Hirao club at 18:38│Comments(0)
 
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