2009年09月28日

坂の上の雲

ここ数ヶ月、近代国家の日本を作った人達の本を数冊読んでみた。
併せて昭和の陸海軍の名将と愚将の本も読んだ。
明治の人達は素晴しい人達が多いですね。
綺羅星のごときスターたちがたくさん出ています。
(それにひきかえ昭和の軍人達の愚かな事。中には素晴しい軍人もいます。)

無欲で、爽やかで、潔い。見返りを求めず、
「俺が、俺が」と自分を誇示しない。

NHKのドラマにもなっている司馬遼太郎の『坂の上の雲』はいいですね。
秋山好古、秋山真之の兄弟、そして正岡子規の3人を主人公に、彼らが明治と
いう近代日本の勃興期をいかに生きたかを描く壮大な物語である。

志し高く、自らを信じ、自分で目標を探し、道を決め、
自分らしく生きて駆け抜けたいった男達。


  楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、

  前をのみ見つめながら歩く。

  のぼってゆく坂の上の青い天に

  もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、

  それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。

              『坂の上の雲』 後書きより


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Posted by Hirao club at 01:37│Comments(2)
この記事へのコメント
またまたアランカのハズバンドです。この本はちょうど学生の時に書き下ろされてた物で、早く次が出ないかと、首を長~くして待ってた思い出が・・・。本屋さんから入荷の知らせがあると、飛んでいったものでした。今でも2~3年に一度は読み返してます。ハズバンドでした。
Posted by アランカ at 2009年09月28日 15:54
コメントありがとうございます。
明治の人達は本当偉いです。
Posted by Hirao ClubHirao Club at 2009年09月28日 18:21
 
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