2010年10月22日

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ

今年はジョン・レノンが生まれて70年の年である。
あの忌まわしい出来事がなければ、ジョンは70歳になっていた。
ところで、ジョン・レノンを知らない人なんていないだろうと思う。
少なくとも、音楽が好きで、特にその中でもロックが好きな人が、
知らないのだとしたら、その人は根本的に大きな間違いを犯している
としか考えられない。
ジョンがいなかったら、ビートルズもいなかったし、ストーンズも
キンクスもフーも、イギリスのすべてのバンド達はあんなふうに
ならなかっただろうし、黒人音楽も一部のマニアなファンしか
聴かなかっただろうし、みんな20歳を過ぎたらロックなんか
聴かなくなっていただろう。
で、前置きが長くなったが、そのジョンの映画が公開されます。

「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」

彼がまだビートルズになる前の、多感で傷つきやすい少年の頃の物語だそうである。
ストーリーはビートルズファンなら知りすぎるほど知っている内容みたい。
しかし、ファンなら、いやファンじゃなくても観たい映画である。

映画のコピーに、

 歌ってなんかいなかった。愛を叫んでいたんだ。てある。

ビートルズになっても、彼はずっとそうだった。「アイム・ア・ルーザー」も
「ヘルプ」も「ひとりぼっちのあいつ」、「アイ・ウォント・ユー」等々。
そしてソロ・デビュー・アルバム「ジョンの魂」。これはまさに魂の叫び。

イギリスの一人の若者が、いろんな人達にサヨナラをしながら、音楽に出会い、
ジョン・レノンになった。う~ん、公開が待ち遠しいね。
(天神東宝などにて11月5日より公開)

【今日のひと言・ひとり言】
 世界中のたくさんの人に愛されたジョン。しかし、一番愛して欲しかった
 父親と母親に誰よりも早くサヨナラをしなければならなかった。

映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』



The Beatles - Nowhere Man



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Posted by Hirao club at 21:43│Comments(0)映画
 
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