読書日記 2月(2014)
2月の読書
①クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国/若桑 みどり
圧倒的読み物、がとんでもなく面白い。16世紀の日本(信長・秀吉の時代)に
来た ヨーロッパのキリスト教宣教師と日本からヨーロッパに向けて旅たった
日本人宣教師たちの話である。
タイトルの「クアトロ・ラガッツィ」とは「4人の少年」のこと。学校の歴史の授業で
習った1582年の天正遣欧少年使節団のこと。
歴史好きな方に特にお薦め。
②地ひらく 石原莞爾と昭和の夢/福田 和也
関東軍参謀として満州事変の首謀者、石原莞爾の生涯を描いた作品。
と同時に大正から昭和初期の世界の政治・社会情勢についても書かれている。
石原莞爾については賛否両論あるが、わたしは昭和の軍人の中では一番好きである。
ちょっと偏ってはいるが、この時代に興味がある方は他の本も読んで解釈してください。
③その他
内田樹の各書・・・・・例によって議論展開が巧みで面白い。
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