坂の上の雲
ここ数ヶ月、近代国家の日本を作った人達の本を数冊読んでみた。
併せて昭和の陸海軍の名将と愚将の本も読んだ。
明治の人達は素晴しい人達が多いですね。
綺羅星のごときスターたちがたくさん出ています。
(それにひきかえ昭和の軍人達の愚かな事。中には素晴しい軍人もいます。)
無欲で、爽やかで、潔い。見返りを求めず、
「俺が、俺が」と自分を誇示しない。
NHKのドラマにもなっている司馬遼太郎の『坂の上の雲』はいいですね。
秋山好古、秋山真之の兄弟、そして正岡子規の3人を主人公に、彼らが明治と
いう近代日本の勃興期をいかに生きたかを描く壮大な物語である。
志し高く、自らを信じ、自分で目標を探し、道を決め、
自分らしく生きて駆け抜けたいった男達。
楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、
前をのみ見つめながら歩く。
のぼってゆく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。
『坂の上の雲』 後書きより
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