読書日記 8月 2014
夏の読書
①「安井かずみがいた時代」 島崎今日子 著
加賀まりこの流れ。林真理子、コシノジュンコ、金子國義、ムッシュかまやつ、
吉田拓郎、肉親である妹、最初の夫に至るまで、彼女の人生に関わった
様々な人々へのインタビュー集。
加藤和彦と「理想の夫婦」と呼ばれ、思われてた二人の実情が何とも言えない。
また拓郎や、加賀まりこの冷静な分析がおもしろい。
②「小説 田中絹代」 進藤兼人 著
大女優田中絹代を赤裸々に描いた、彼女の壮絶な人生の物語。死ぬまで女優ー田中絹代の
スタイルを崩さず生きた孤高の人生。溝口健二のファンは必読。この本を読んだ後は
高峰秀子の「わたしの渡世日記」をお薦め。
③「ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け」 馬場康夫 著
ディズニーランドに関係する、因縁の糸で結ばれた日米3人のプロデューサーの物語。
エンタテインメント・ビジネスのおもしろさ、3人のプロデューサーの人間に対する洞察。
④「無理難題「プロデュース」します」 早瀬圭一 著
前作の中で、特に小谷正一に非常に興味を持ったので。小谷正一、たまらなく最高。
⑤「新編・特攻体験と戦後」 島尾敏男 吉田満 著
「特攻死」を目前に生き残った若者たちは、何を思い、戦後をどう生きてきたか。
強烈なリアリティ。言葉の力に圧倒。
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