MURAKAMI

Hirao club

2008年10月14日 00:02

 日曜、祝日と連休だったので、一気に本を2冊読みました。
 その内の1冊「MURAKAMI」の紹介。

 「MURAKAMI」とは、76年「限りなく透明に近いブルー」でデビューした村上龍と
 その3年後に「風の歌を聴け」でデビューした村上春樹の二人。
 その二人の作品を、時代別に対比させて比較しながら、その時代精神を論じている。
 二人ともデビューの時から、時代の変化を洞察し、新しい生き方を問い続けてきた。
 そして今も二人は、対極的と言っていいぐらいそれぞれのヴィジョンをそれぞれの
 方法で描いている。
 
 著者は言う。

  「そのときの二人が共有した問題意識や、時代の視線が、そのまま私たちにとっては
  自分が生きた時代を映し出す鏡である。そしてそこに私たちもいたのだ」と。
  
 春樹のファンの方も龍のファンの方も、そしてお二人のファンの方、よかったら。

 しかし、自分は「限りなく龍に近い私」であります。

 MURAKAMI ― 龍と春樹の時代 (幻冬舎新書) ・・・・・・清水 良典 (著)

 

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