2014年04月19日

読書日記 特別編

素敵な本を読みました。

「ニューカレドニア 美しきラグーンと優しき人々」 著 前野 りりえ

著者は、南太平洋の珊瑚礁に浮かぶ美しい島、ニューカレドニアで

1年間、日本語教師として日本語を教えられていた。

この本は、タイムスリップしたかのような大自然と

その魅惑の島に住む心優しき人達と過ごされた著者が

綴るニューカレドニアガイドです。

たくさんの写真(これがまた美しく素敵である)を通じて紹介される

海、建物、花、木、果実などの自然とご馳走の数々。

どの写真も素敵だけど、その中でお気に入りは、そこに住んでいる人々の姿。

特に子供たちや、お年寄りの方々の表情が実にいい。

一緒に過した著者ならではの写真であり、笑い声まで聞こえてきそうである。

著者は先住民族のカナックや日本人の子孫などとも交流されていて

「地球上の最後の楽園、天国に一番近い島」と、よくあるようなガイドブックとは少々異なる、

買い物や青い海のガイドばかりじゃないニューカレドニア紹介本と言える。

ガイドブックだけれど、ただのガイドブックではない。

エピローグに書かれた最後の言葉が胸を打つ。

 勇気を出して開けたニューカレドニアの扉。そこで待ち受けていた数々の出会いは、
 わたしの未来を動かした。それはもう閉ざされることはない。なぜならそこに愛する
 人々が生きているから。
 
 


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Posted by Hirao club at 22:21│Comments(1)
この記事へのコメント
ものすごく遅れました。
ありがとうございます。
Posted by 理乃 at 2014年11月10日 22:19
 
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